野良猫を飼う方法!保護したらどうする?先住猫にも注意!

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野良猫を飼う方法!保護したらどうする?先住猫にも注意!
もし野良猫を保護してしまったら・・・。
または、猫が飼いたくて野良猫の保護を考えているなら。

野良猫を飼う上での必要な事や飼い方などを紹介します。

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野良猫を飼う方法

野良猫を保護して飼う事になった。もし、そうなった時に知っておいてもらいたい事ややるべき事というのは沢山あります。野良猫を保護して飼うというのは、普通にブリーダーさんなどから猫を迎えた時よりもやる事は多いです。

元手無料だから野良猫を拾って飼おう!

なんて思われている方もいらっしゃるかも知れませんが、お金もそれなりにかかります。

正直、猫初心者だと大変かも知れませんね。野良猫を保護するなら、手間とお金が普通よりもかかるかもしれない事を覚悟する事が必要です。もし、それが出来ないなら、生半可な気持ちでは保護しない方がいいかも知れません。

では、順を追って説明していきますね。

野良猫を保護したらどうすればいい?

野良猫を保護したらやる事

  • 動物病院の受診
  • 必要に応じて治療・投薬
  • 飼い主が居ないかの確認
  • 猫用品の準備
  • 去勢・避妊
  • トイレのしつけ
  • 人に慣らす

動物病院の受診

野良猫を保護したら直ちに獣医さんを受診してください。保護したその場でそのまま連れて行って下さいね。

野良猫はごはんにありつけず弱っている事も多いです。まずは獣医さんに連れて行って健康チェックをしてもらいましょう。

あとは、野良猫ゆえに病気を持っている事も多いです。まずはペット病院を受診して、猫エイズ(FIV)猫白血病(FeLV)猫伝染性腹膜炎(FIP)その他病気や虫などの検査をしてもらいます。お腹で虫を飼っていたり、ノミやダニが付いていたりするので必ず受診しましょう。

その際に猫を保護していますなどのポスターも協力してもらうと良いかもです。後述しますが、確実に野良だと分かるならいいのですが、もしかしたら飼い主が居て探しているかも知れません。

必要に応じて投薬・治療

お腹の中に虫を飼っていたら虫下しをしなければいけませんし、ノミやマダニが居た場合はフロントラインで体から駆除しながら、しっかり根絶させるために小まめな部屋の掃除(スチームクリーナー推奨)に布製品の日干し等も必要になります。

それと、これはどの猫にも共通ですが、いずれは感染症を防ぐために5月~11月までは月一回のフィラリア予防や年1回のワクチンの接種も必要になります。

飼い主が居ないかの確認

首輪をしていなければ野良と判断されても仕方がないのですが、一応、飼い主が居るのに勝手に連れて帰ってペットにしてしまうと窃盗罪に当たる事もあります。ですので、完全に野良だと分かる場合を除いては、飼い主が居ないかどうかを探して該当者が現れなかったいうことでペットにしました!と言えるように行動しておいた方がいいです(^^;

飼い主を探す方法としては、ペット病院に聞いてみたり、保健所や警察署に届けられていないかを確認する方法や、ネットで情報収集したり、チラシを作って貼っておく方法もあります。新聞の広告欄に載せるという方法もありますね。

ただ、チラシや広告を出す場合は不特定多数の目に止まることからトラブルには気を付けて下さいね。名前は仮名でもいいですし、住所は載せない、番号も携帯が無難ですしアドレスはフリーメールを取得するといいです。後は一応、自分の猫ですと嘘をつく人も居ないとも限らないので、その辺もご注意を。

猫用品の準備

先ずは猫トイレご飯が必要です。

食器などは取りあえずはありあわせの物でも大丈夫。小さな子猫だったら体を温める事の出来る毛布や湯たんぽもあればいいですね。ペットボトルにお湯を入れてタオルで包めばOKです。

それと、出来る事ならキャットケージがあればいいですね!

知らない所に連れてこられて猫は緊張しているかも知れませんので、ケージに布をかけるなどして落ち着ける場所を作ってあげるといいです。子猫なら犬猫用テントとか段ボールで有り合わせてもいいかもです。

その他の必要な物はおいおい揃えていけば大丈夫ですよ♪

去勢・避妊

この去勢・避妊については色々と賛否両論あるんですが、ある程度知識があって猫の事を大切に思っている人であればやってあげるのが猫と飼い主の為となっています。

子猫が欲しくて、生まれた子猫(一気に数匹、多いと10匹弱産まれます)を責任もって飼いますという人はともかく、望まれない可哀想な子猫を増やさない為に、また盛りの時期の猫のストレスを減らす為にも必要な事です。

ついでに盛りの時期の人間のストレスも減ります。夜な夜な赤ちゃんの泣き声みたいに鳴くので結構うるさいです。

手術が可哀想だから…といってしない人もたまにいますが、そういう人に限って生まれた子猫を捨ててたり野放しにして近所迷惑になっていたりするので、そういう事の無いようにお願いします(>_<)

因みに、去勢や避妊をすると太りやすくなるのでご飯や運動量には注意してあげて下さい!

トイレのしつけ

家猫の母猫に育てられた子猫なら人間が教えなくても母猫がトイレを教えてくれるので楽ちんなんですが、野良猫はトイレという概念がないので人間が教えてあげなければいけません。

とはいえ、猫は排泄物を埋めて臭いを隠したがるので、トイレを教えるのはそんなに苦労しないかな?成猫だとちょっと苦労するかもしれませんね。布団の上とかはトイレをしやすい場所として認識されるみたいで要注意ですよ!私、何度かやられたことあります。
排泄物のニオイの付いた物をトイレの中に入れておいてあげると比較的覚えやすいです。猫がそわそわしてトイレをしたそうだったら、トイレの場所に連れて行ってあげて根気よく教えてあげます。

システムトイレ、においがしにくくて掃除も楽なので便利なのですが、猫的には固まる砂の方が好きな子が多いです。経験上、両方一緒に置くと固まる砂に人気が集まりシステムトイレは閑古鳥が鳴きます。参考までに。

人に慣らす

野良猫ちゃんはこれが一番大変かも知れません。

子猫ならまだ適応能力が高いのでいいのですが、長年野良猫をやってきてる成猫さんだと人に慣らすのは難しいかもです。中には人間に甘えて餌を貰うすべを覚えた人懐っこい野良猫もいます。後は人間に飼われていたけれど、捨てられたとか置き去りにされて野良になった子は新しい家でも早く慣れてくれることが多いです。でも、そういう環境になく育ってきた野良猫だと人間を警戒しているので慣れるまでにはかなり時間を要すると思います。

その場合は根比べです。まず自分はあなたに何も危害を加えないよ!と分かってもらう必要があります。その為にもむやみに距離を縮めようとしない事が大切です。構い過ぎると警戒が強まるばかりです。

ご飯・水・トイレ掃除以外は何もやらないくらいの勢いで良いです。毎日見ているうちに猫の方から「ごはんをくれる人間」として徐々に警戒を解いてくれるのを待つのです。

あ。最初はご飯や水やトイレしてくれないかも。

猫は人より場所に付くというので、何よりも先ずは環境に慣れて貰う事!その為にもケージがあると役に立ちます。あるいは、余っている部屋があるなら猫に一部屋明け渡すのもいいですね。

コチラの『猫を家に慣れさせる方法』という記事も参考にしてみて下さいね!

家に慣れてきて警戒も薄れてきたら、猫と目線を同じにしてまずは人差し指を差し出してみて下さい。警戒が解けてくると鼻先で人差し指の先っちょのにおいを嗅ぐと思います。そうやって少しずつ自分のニオイを覚えて貰い慣れて行ってもらって下さい♪慣れてくると、そのまま鼻を擦りつけてきます(笑)

※因みに、年単位で気長にやるくらいの気持ちだと良いです。実際数年かかる事もあるのでね。


野良猫を飼うにあたり先住猫がいる場合は?

中には先住猫がいるお宅もあると思うのですが、先住猫がいる場合は気を付けて欲しい事があります。

まず、元野良猫ちゃんと先住猫ちゃんは最初は完全隔離して下さい。

そうですね、病院に連れて行って病気の検査をして、必要な治療が終わるまで。でないと、もし病気のキャリアだったり、虫が居たりすると先住猫ちゃんに移してしまう可能性も考えられます。

ですので、獣医さんがいいよというまでは同じ空間で生活をさせない事!これ絶対です!

その延長で、元野良ちゃんを触った後は手や体、衣類をしっかり消毒!食器も煮沸消毒!とにかく消毒です。

面倒くさいですけれど、先住猫の為です。頑張って下さい!!

で、ドクターのGoサインが出たら少しずつ対面です。
そこでいきなりご対面は駄目ですよ!

先住猫と2匹目以降の猫との対面のさせ方はコチラの記事をご参考下さい。

まとめ

野良猫を保護して飼うってとっても大変ですし、病院代も保険がきかないのでかなりかかります。野良を保護して家族に迎えてる方はすごいなぁと改めて思います。

ここで書いた事は猫の飼い主としての責任です。

田舎でしかも年配の方々だと、猫は放し飼いで病院へは連れて行かず…なんて所もまだ多いかと思いますが、そんな飼い方をしていたら野良猫や可哀想な猫は減りません。

ペットは家畜じゃなくて家族という認識が高くなってきている今だからこそ、飼い方についての認識も少しずつ広がってくれたらなと思います。

おっと、話がずれた気がする。

野良ネコちゃん、この記事を参考にしようとしてくれているあなたに拾われたなら、きっとこれから素敵な猫生が待っている事と思います♪

あなたにとっても、素敵な猫ライフになりますように♪

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