キャットフードの選び方 プレミアムフードと比較してみた!

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キャットフードを選ぶときに是非見ておきたい原材料。でも、普通に原材料をみてもその意味するところが分からないと「へ~」で終わることになります。原材料を見るときに注目するべき点と、その良し悪しに付いて説明したいと思います。

また、手持ちのキャットフードがちょうどグレインフリー・プレミアムフード・エコノミーフード・療法食と4種類ありましたので、そちらを見ながら、成分について語ってみたいと思います。

たまたま家にあったものなので、味がばらばらで比較しにくいですが、その辺はごめんなさいです(^_^;)

では、原材料名の説明からしていきましょう!

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キャットフードの選び方

前回の記事ではキャットフードは総合栄養食を与えればいいよ!出来れば本来の意味でのプレミアムキャットフードがいいねって事をお伝えしましたが、原材料からプレミアムかどうかを判断する方法を紹介していきたいと思います。

最初に表記されているのは何か

原材料は多く含まれている順番で表記されます。良いフードは大概は原材料名の最初に肉や魚が載っています。穀物が消化に悪いので多量に接種させない方がいいというのはこちらの記事でもお話ししましたね!穀物は吸収が悪く、下手をすると食物アレルギーを発症するケースもあります。多少は問題ありませんが、大量に摂取させるのは注意です。

なので、原材料の最初にコーンとか米とかトウモロコシとか、穀類が来ていたら、う~ん。。。と思って良いでしょう。さらにいうならば最初に肉が来ていても例えば「肉類(鶏、七面鳥)」とか数種類まとめられていたら、実は成分としては穀物がメインなのに、それを目立たせない為に肉数種類を合わせて『肉類』として最初に表記している場合もあります。肉類は『肉類』としてまとめてあるのに、穀物は『トウモロコシ、米…』とか個別表記してあったら怪しいですね。

ミール・副産物に注意!

ミートミール、フィッシュミール、肉副産物とか書いてあるものは要注意です。
ミールや副産物ってなんだと思います?これは、肉以外の骨・爪・羽などを粉末状にしたものです。とりあえず、『ミート』って付いているから肉かな?と思わせるのが目的かも知れませんが、この意図するところは、人間にはとても食べさせられないような肉をペット用に砕いて粉末状にして安く提供するという所ですね。

4Dミートって言うものが有ります。

  • DEAD(死んだ動物の肉)
  • DISEASED(病気だった動物の肉)
  • DYING(死にかけだった動物の肉)
  • DISABLED(障害のあった動物の肉)

これらの頭文字を取って4Dミートです。

お気付きですか?ミートミールや肉副産物と表記されているものにはこれらが入っている可能性があるのです。あくまで可能性ですが。
もしかしたら、フード会社に寄っては、ミートミールと表記していてもこういった4Dミートは使用していないかもしれません。でも、使用しているかもしれません。ペットフードにどんな肉を使用しているかは調べるのは困難で、結局は会社の良心次第なんです。
これらの肉は非常に安価で仕入れる事が出来る事から、1kg400円とかの安いペットフードは要注意です。

安いペットフードって事はなるべく原価を抑えているはずなので、こういった安く入手できる肉を使用している可能性が高いです。

・・・と、ミールに付いてあれこれ書きましたが、例えば海外で作られている検査機関の認定を受けた高級フードにもチキンミールといった表記があったりします。これは、副産物である骨、爪、皮、内臓、血、羽などを一切使用しておらず、人間が食べられるような鶏肉を粉末状にしたものを指しています。

ですので、ミールと付くからといって一概に悪いものとも言い切れないのが難しいところですね。確実なのはメーカーに問い合わせて副産物が使用されていないかを確認する事なのですが、正直に答えてくれるかどうかは難しいところ。

となると、他の原材料をみて判断するしかないですね。主原料が穀物だとか、ミートミールも一緒に入っているとか、着色料を使っているとか。

着色料

着色料も気をつけてください。自然の物ならいいのですが、「〇色〇号」という名前だったら合成着色料ですのであまりよろしくありません。人間でも避ける人がいるくらいなので。
というか、本来猫のご飯に着色料は不要です。何故着色するかって、購入する飼い主に美味しそうに見せる為です。餌がカラフルだからって猫の食欲が増えたりする事は有りません。

酸化防止剤

あとは合成酸化防止剤ですね。BHAやBHT、エトキシンなどか使用されていたらちょっと注意です。なぜこれらが危険かというと、

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
動物実験により発ガン性がある事が認められています。でもこれ、実は人間用の食べ物にも使われています。マーガリンとかね。なんとこのBHA、30数年前に一度厚生省が禁止にしようとしています。アメリカからの圧力で禁止に出来なかったみたいですけれど!アメリカでは食品にBHAを結構使ってたみたいで、禁止にされると困ったんでしょうね。

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
発がん性は認められないものの変異原性は認められています。BHAに比べれば安全性は少し高いので、BHAの代わりとして使用されていたりもします。

エトキシン
日本では食品添加物としても農薬としても認められていません。ですが、海外だとこれをりんごの日焼け防止剤・殺菌剤として使っています。胎児奇形や発がん性が指摘されています。

エコノミーキャットフードとプレミアムフードの比較

ちょうど、我が家に療法食・グレインフリー・プレミアムフード・エコノミーフードの4種類が有ったので以上のこと踏まえて、原材料を確認してみましょう。

療法食


これはヒルズのi/dで胃腸が弱っている猫用のごはんです。主原料がトリ肉としっかり明記されていますね。着色料は使用されていませんし、酸化防止剤も天然型のものを使用しています。

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【原材料】トリ肉・米・トウモロコシ・動物性油脂・コーングルテン・ビートパルプ・セルロース・ポークエキス・亜麻仁・植物性油脂・ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン
、亜鉛、イオウ、ヨウ素)・アミノ酸類(タウリン、メチオニン、リジン)・ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)・酸化防止剤(ミックストロフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)

グレインフリー


アーテミスのオソピュア グレインフリー
全年齢対応の総合栄養食です。主原料はサーモンですね。さすがグレインフリー、穀物が一切使用されていません。着色料なども見当たりませんね。

【原材料】フレッシュサーモン・ドライサーモン・えんどう豆・ガルバンゾー豆(ひよこ豆)・ヒマワリオイル・フラックスシード・チキンスープ(天然風味料)・DLメチオニン・塩化コリン・タウリン・乾燥チコリ根・パンプキン・ココナッツオイル・ラクトバチルスアシドフィルス・ビフィドバクテリウムアニマリス・ラクトバチルスロイテリ・キレート亜鉛・ビタミンE・ナイアシン・キレートマンガン・キレート銅・硫酸亜鉛・硫酸マンガン・硫酸銅・混合メナジオン重亜硫酸ナトリウム・チアミン硝酸塩(ビタミンB1)・ビタミンA・ビオチン・ヨウ化カリウム・パントテン酸カルシウム・リボフラビン(ビタミンB2)・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)・ ビタミンB12・酸化マンガン・亜セレン酸ナトリウム・ビタミンD・葉酸

プレミアムフード


ロイヤルカナン ベッツプラン メールケアです。
出た。肉類!(笑)猫でも消化しやすい超高消化性タンパク質を使用していたり、良質なたんぱく質とされるコーングルテン(コーンらかグルテンというたんぱく質を取り出したもの)などを使用しており、良質なたんぱく質を使用すると共に、栄養のバランスなどにも気を使われています。

脂肪分が酸化すると健康に被害を与える恐れがある事から、酸化防止剤が使われていますが、没食子酸プロピルは一応人間の食品にも使われているものです。BHAはラットの実験に置いて発がん性が認められていますが、その発がんの恐れのある量よりもかなり少なく基準値が設定されており、コチラのフードに使用されている酸化防止剤の量は基準値の量にみたない為、一生食べ続けても健康に害はないというのがロイヤルカナンの見解でした。

そうは言われてもねぇ、ちょっと心配(ーー;)

【原材料】肉類(鶏、七面鳥)、コーン、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、米、コーングルテン、加水分解動物性タンパク、植物性繊維、動物性油脂、チコリー、魚油、大豆油、フラクトオリゴ糖、サイリウム、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(DL-メチオニン、L-リジン、タウリン、L-カルニチン)、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Cl、K、Na、Ca、P、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(コリン、E、C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、B2、B6、B1、葉酸、A、ビオチン、B12、D3)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

エコノミーフード(プレミアム以外のフード)

メディファスの室内猫用です。たまたま餌を切らしちゃった時に購入したものです。どこぞの雑誌で高評価だったので購入してみたのですが….

【原材料】穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)、肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)、豆類(おから)、油脂類(動物性油脂、ガンマ-リノレン酸)、魚介類(フィッシュミール)、糖類(フラクトオリゴ糖)、卵類(ヨード卵粉末)、シャンピニオン、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンK3、ビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビオチン、ビタミンB12、塩化コリン、イノシトール)、 ミネラル類(炭酸カルシウム、リン酸、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸鉄、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸コバルト)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
やっぱり穀類の含有率が多いですね。とうもろこしは消化が悪いですし、コーングルテンミールって、さっきロイヤルカナンで説明したコーングルテンとは違い、逆にグルテンを抜いた後の抜きカスとも言いましょうか(;´Д`)お肉もミートミールとかが入っているので不安はぬぐい切れません。酸化防止剤が化学合成されたものでない所などは、健康に気を使われているとは思います。

まとめ

キャットフードの成分表の見方、少しはご理解いただけましたでしょうか?
こういった事実を知ってしまうと、安いペットフードを購入するのははばかられますね。本当ならグレインフリーを挙げるのがいいのでしょうけれど、結構なお値段する事からも、中々手を出しづらいのが現状だと思います。

味が薄いから食いつが悪かったりもしますしね。

別に安いえさを食べてても20年生きる猫だっています。ですが、もしもを考えた場合にはやっぱり良いものを食べさせてあげたいなと思うのが親心ですねぇ。

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