猫アレルギーだけど猫飼いたい！飼える？症状が比較的少ない猫や迎え方
猫好きに限って猫アレルギーが多い！って良く聞きます。
何故か？
猫を好きじゃない人は猫に接しないからアレルギーも発症しないんですよね(笑)
猫が好きで好きでしょうがなくて、飼いたい！けれど、私猫アレルギーなんだよね？どうにかして猫を飼う事が出来る？なーんて思ったら読んでみて下さい。
因みに私も猫アレルギー持ちです。
猫アレルギーだけれど猫飼いたい！飼ってもいい？
結論から申し上げますと、猫アレルギーでも猫を飼う事は不可能ではないです。現に私も猫アレルギーですが、現在、猫を２匹飼っています。猫を初めて飼ったのは小学校１年生の時ですので、猫飼い歴は25年以上ですね。
ですが、アレルギーであるのに猫を飼うという事は様々なリスクを想定するとともに、猫アレルギーの重度(クラス)がどの程度かという事も重要になってきます。
先ずは耳鼻科なりアレルギー科なりで、猫アレルギーの重度の検査をしてもらった方が無難です。そして、場合によってはアレルギー症状を軽減する薬を猫が居なくなるまで処方して貰う覚悟をします！この薬も症状を少し軽減するくらいで、症状がなくなる訳ではないのでご注意を！
アレルギークラスが軽度であれば比較的簡単に猫と同居出来ると思います。
多少、目がかゆくなる・くしゃみが出る程度で済む方ですね。
私は普段は目の痒み・くしゃみ・アトピー性皮膚炎くらいです。たまに猫をお風呂に入れると若干呼吸が苦しくなります。が、マスクと手袋で緩和出来ます。
これが重度の方だと死ぬ目にあいます。アレルギーって実はすごく怖いものなんですよ。呼吸困難で実際に亡くなった方も少なからずいらっしゃいます。喘息持ちの方なんかは要注意ですね。
ですので、もし猫アレルギー検査の結果、数値が異常に高かったら、残念ですが猫さんを飼うのは諦めた方がいいかもしれません…。
後は、猫との相性もあります。何のことやら？って思うかもしれませんね。私、まだ結婚前は実家で実家の猫と一緒に暮らしておりました。その時はアレルギー症状って殆ど出ていなくて、治ったかも！！！とか思いこんでおりました。
で、ある日、猫を飼っている友人の家に遊びに行きましたら、くしゃみが止まらなくなりましてね(笑)猫アレルギー治ってると思ってるし、猫好きだからフーシャー言われながらも「怖くない…ね？怯えていただけなんだよね？」とか言って撫でるじゃないですか(笑)
そしたら、くしゃみ連発！その時、『あぁ、相性ってあるんだな～』と思いました。
猫アレルギーが少ない猫とは！
折角猫を飼うんだからアレルギーが出にくい猫っていないのかな？なーんて思います？
実はアレルギー症状が比較的出にくいとされている【ハイポアレジェニック・キャット】と呼ばれる猫種があるんですよ！何？うちのメインクーン？勿論入ってません。愛し過ぎて飼っているだけです(爆)
猫アレルギーを引き起こす原因は猫の皮脂や唾液にある糖タンパク質!なので、猫が毛づくろいで舐めた毛やフケが飛散したり、直接触る事によってアレルギーを発症するんですね。
なので、猫アレルギーを引き起こしにくくする条件は、糖たんぱく質の生産量が少ない事と、抜け毛が少ない事が条件！
更に言えば、オスよりはメス、暗い毛色よりは明るい毛色の方がアレルゲンの生産量が少ない傾向にあります。
では、その種類を紹介しますね♪
※フリー画像が見付けられず、猫図鑑への外部リンクを貼っております。
悪しからずですm(__)m
糖たんぱく質の生産量が少ない猫種
サイベリアン
大型の長毛種でメインクーンやノルウェージャンフォレストキャットに似ています。賢く飼い主にも従順で好奇心旺盛な傾向があります。
バリニーズ
シャムの長毛種がバリニーズです。シャムと同じでほっそりしていて筋肉質です。しっぽの毛がふわっと長くて体はそこまででもないので、典型的な長毛種よりは毛の手入れが楽かもです。
オシキャット
アビシニアン・シャム・アメショの混血で見た目はワイルドなヤマネコちっく。でもベンガルと違ってヤマネコの血は入っていないんです。特徴は筋肉質な体とヒョウ柄！見た目に反して実は甘えん坊で犬っぽい性格の猫さんです。
ロシアンブルー
ロシアンブルーは有名なので知ってる人も多いですよね！抜け毛や食事量も少なく一人っ子でも平気な子が多いのがロシアンブルーです。糖タンパクの生産も少ないし、良い子ですね♪
抜け毛の少ない猫種
コーニッシュレックス
スリム・短毛・巻き毛なコーニッシュレックスは平和主義で大人しい猫ちゃんです。その分、繊細なハートを持っていますので、多頭飼いは相性を注意して下さいね。
デボンレックス
デボンレックスは短毛の巻き毛さんです。犬みたいな性格と巻き毛から「プードルキャット」とも呼ばれています。
ジャバニーズ
ジャバニーズは日本ではほぼ見かけないですね。私も初めて名前を聞きました。中毛のスリムな猫さんです。人と高い所が大好きらしいです。
ラパーマ
ラパーマは中型で筋肉がしっかりしているとても活発な猫ちゃんです。性格はまるで犬の様で猫にしては躾がしやすい子が多いでしょう。犬みたいな子が欲しいならラパーマがおすすめ。
オリエンタルショートヘア
オリエンタルはロングヘアとショートヘアといます。抜け毛が気になるのでアレルギーが気になるならやはりショートヘア！身体はとってもスリムで筋肉質です。活発で優しくて甘えん坊なオリエンタルショートヘアは甘々な生活をしたい方におすすめ。
シャム(サイアミーズ)
シャムといったらシールポイントというイメージです♪ポイントとはお顔の真ん中に向かって色が変わってるという事ですね。シール以外にもブルーとかレッドとか色んな色がいます。シャムネコさんは犬っぽい性格と猫っぽい性格両方を持っている二面性のある子が多いです。
結構活発な猫さんです。
スフィンクス
スフィンクスは毛が無いのが特徴で、結構有名ですよね。ですが、実はうっすらと産毛みないなのが生えているんです。たとえるなら、ももですね。その手触りはまるでビロードの様で、この手触りを愛してやまない方も結構いるみたいです。
人間が好きな子ですが、毛が無い分、温度管理は気を付けてあげる必要があります。
その他猫種
ベンガル
ワイルドな短毛種のベンガルはグルーミングをそんなにしないことから、唾液からアレルゲンが拡散する事を防ぐことが出来ます。
ヤマネコの血が入っているので、ワイルドで素敵です♪
猫の迎え方はどうしたらいい？
猫アレルギーがあると、猫を迎えても大丈夫な物か迷いますよね。また、上で紹介したように、同じ猫でもアレルギーになりやすいネコ、なりにくい猫。猫との相性ってあります。
そんなアナタにオススメしたいのは里親さんになるという方法です。
最近は里親になる為にトライアル期間を設けている団体が多いです。これは、ペットが環境に馴染めるかどうかを試してみる意味と、里親さんがペットを飼うにあたり飼い主としての適性があるかどうかを見極める目的もあります。
悲しい話、里親に成りすまして生き物を手に入れて虐待…という輩がいますので、譲渡された子が幸せになれるように、その辺厳しくチェックされます。
このトライアルを利用して、自分の飼い主としての適性(アレルギーの度合いや相性など)が分かれば諦めるか、飼い続けるかの見通しが付きますよね！
これがペットショップとかだと言い方は悪いですが返品出来ませんのでね。
余談ですが個人的にはペットショップで動物を買いたくありません。可哀想で…。需要があると供給が増えてしまうので、なるべくならば利益目的でないきちんとしたブリーダーさんから譲り受けたいと考えます。
そういったブリーダーさんに相談してみるのも手かもしれませんね！結構、相性が悪くて戻ってきちゃったとかいうお話を聞きますので。もしかしたら、子猫でなければ対応してくれるかもしれません♪
(子猫の内って大人ネコと毛質が違ってて、しかも毛が抜けにくいんです。なので、子猫でお試し出来たとしても猫アレルギーが分かるかと言われたら、ちょっと疑います。)
でも、実際は子猫の方がアレルギーが出るという方もいらっしゃるみたいですし、やはり接触してみてですね。ブリーダーさんから譲り受ける場合は事前に必ず見学が必要になりますので、その時にアレルギーが出るかを確認してみるのも一つの方法と言えそうです。
まとめ
いかがでしたか？猫って本当可愛くて、多少のアレルギーくらいなら我慢できちゃうんですよね(笑)ですが、アレルギーを舐めてはいけないのでご自分のアレルギーの程度をしっかり把握してから、どうするかを決めて下さい。
少し症状がある程度なら、工夫次第ではアレルギーが上手に猫と付き合う事もできますので諦めるのは早いかもしれませんよ♪
